ウソ発見器の精度は思ったより低い

社会人コラム

先日、テレビ番組でウソ発見器をカップルに貸し出すという企画をやっていた。

彼女が彼氏に「最近他の女と連絡先を交換したか」「今まで浮気をしたことがあるか」などと質問し、彼氏は「いいえ」と答える。

ウソ発見器に置いた彼氏の手がビリビリすればウソをついているということらしい。

つまり今回の場合、手がビリビリした彼氏は「他の女と連絡先を交換した」「浮気をしたことがある」らしい。


彼氏は怒られ、バラエティ的に面白かったのだが、思ったことがある。

この後このカップルはどうなったんだろう

怒られてその後許されるカップルもいると思うけど、ケンカして、分かれちゃうカップルもいるでしょ。


でも、

このウソ発見器の結果が間違っていた可能性もあるよね。

ウソ発見器が間違えてビリビリさせていた場合でも、もう彼女は彼氏のこと信じられなくなるよね?

だから中途半端な精度のウソ発見器は怖いって話。

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原理

市販のウソ発見器の原理は昔から変わっておらず、人がウソをついた時に血圧が上がり汗が出ることを電気抵抗が変わることで感知している。

ということは、手汗が出にくい人はウソ判定が出にくいのでは?

もともと汗をよくかく人はウソ判定になりやすいのでは?

汗の量だけでウソを見抜くのはシステムが単純すぎるのではないか。


このタイプのウソ発見器の精度を調べてみた。

ウソ発見器の精度

すると、具体的に何%かは出ていないようだった。

まあ確かに、「○○%当たる」などと判明するは難しいか。

人によって当たる確率も変わるだろうし。


でも、これより精度の高いウソ発見器の精度が「使えないレベル」だという情報が出てきた。

ポリグラフの使い方

ウソ発見器「ポリグラフ」は、呼吸、脈拍、血圧などの情報を使っており、テレビ番組で用いるものよりも正確らしい。

そして、昔は以下の方法で使ったこともあったらしい。


殺人事件の容疑者がいて、この人が犯人か確かめたい。

犯人はナイフで殺人をしたが、犯人以外の人はナイフを使ったことを知らない。

このとき容疑者に、
「あなたはロープで殺しましたか」
「あなたは崖から突き落として殺しましたか」
「あなたはナイフで殺しましたか」
「あなたは爆弾で殺しましたか」

これらの質問をしたとき、犯人であればナイフの質問だけ動揺してしまい、他の質問の時と違う反応をしてしまう。

呼吸や脈拍、血圧の基準値は人によって違うが、絶対的な数値ではなく相対的な数値でウソを見抜く。


なるほどこのやり方ならウソを見抜けるかもしれない。

しかし、これも正確ではないようで、実際使われていないし、多くの国で証拠として認められていない。


なら、テレビ番組で見る汗の量だけで判断するウソ発見器など、もっと正確性に欠けるだろう。

やはりあれはバラエティとして楽しむものだったと。

司法の場

そもそも正確なウソ発見器が開発されていれば、まず司法の場で使っているはず。

警察の取り調べも、検事の追及も必要なくなる。

ウソ発見器があれば、容疑者が罪を犯したかすぐに分かるし、余罪だって丸わかりだ。

でも実際は警察も検事も苦労してようやく犯人を追い詰めている。

ウソ発見器が使われていないことを見ると、参考程度にもならないくらいの正確性なのだろう。


ちなみに、最近研究されているAIを用いたウソ発見器ですら、92%程の精度のようだ。

まとめ

テレビでウソ発見器が出てくると、さも正しいように見える。

「ウソ発見器は100%ではありません」と注意書きが出ていても、「なんだかんだ98%くらい当たるんじゃないの」と思っていた。

そして芸能人の発言にウソ発見器が反応すれば「このタレントはウソをついている」と皆思ってしまう。


でもウソ発見器は100%ではない。

それどころか、普段司法の場で参考にもしていないくらいの精度だ。

AIを使っても92%の精度だから、ポリグラフはもっと精度が落ちるし、テレビ番組で使っているウソ発見器は更に精度が落ちる。

それ自体はいい。


でも、冒頭のカップルの話など、そのウソ発見器のせいで今後の人生を変えられたのではたまったものではない。

ウソ発見器を信じるな、というのは難しい。

なんだかんだウソ発見器の結果が正しいような気がして、心にわだかまりが残る。


だから、そのような企画には参加しないことだ。

もしくは、浮気などクリティカルなことは聞かず、

「あなたはおこづかいアップしてもいいと思っている」

とか、かわいいことを聞いた方がいい。

テレビ的にはクソつまんないだろうけど。

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